まとめ
2024年5月6日より、MuleSoftの認定プログラムはSalesforceの認定プログラムに移行され、Webassessorを通じて利用可能となります。詳細については、FAQをご覧ください。
2024年2月14日より、メンテナンス試験は提供されなくなります。2024年1月1日時点で有効な認定がある場合、その認定は2024年まで有効です。認定ステータスを維持するためにメンテナンス試験を受ける必要はありません。メンテナンスに関する詳細は2025年に共有されます。
A MuleSoft Certified Integration Architect (MCIA, MuleSoft 認定インテグレーションアーキテクト) は、 組織の Anypoint Platform 実装をリードし、インテグレーションの技術的な品質、ガバナンス (コンプライアンス)、運用化に責任を持つことができます。 MCIA - Level 1 試験は、 技術職、または非技術職のステークホルダー (利害関係者) の両方と連携し、機能要件と非機能要件をインテグレーションのインターフェースと実装に落とし込むために、アーキテクトが必要な知識と技術を保持していることを認定します。
この資格は、下記の技術・能力があることを認定します:
- インテグレーションソリューションの高レベルなデザインを作成し、詳細設計および実装に使用する Mule コンポーネントおよびパターンの選択について実装チームを指導する。
- 利用可能なデプロイメントオプション (MuleSoft-hosted のコントロールプレーンとランタイムプレーン、または Customer-hosted のコントロールプレーンとランタイムプレーン)を使用して、Anypoint Platformのデプロイメントの手法と構成を選択する。
- Anypoint Platform ランタイムプレーンの利用可能なオプションを使用して、 Mule アプリケーションを設計する。
- 開発のライフサイクル全体 (プロジェクトの準備、分析、設計、開発、テスト、デプロイメント、サポート) をカバーする標準的な開発手法を適用し、ソリューションの品質を確保する。
- Anypoint Platform のインテグレーションソリューションのパフォーマンス、スケーラビリティ、信頼性、監視 (モニタリング)、およびその他の運用上の問題について技術チームにアドバイスする。
- API およびインテグレーションプロジェクトをサポートし促進するために、再利用可能なアセット(資産)、コンポーネント、標準、フレームワーク、およびプロセスを設計する。
Note: For the English version, click here.
フォーマット
- 形式: 多肢選択問題、持ち込み禁止、試験監督あり、オンラインもしくはテストセンターにて受験
- 問題数: 58 問
- 時間: 120 分 (2 時間)
- 合格点: 正答率 70%
- 言語: 日本語 (英語での受験も可能)
この試験は、最大 5 回まで挑戦することができます。再受験の際には、最後の試験開始時間から 24 時間空ける必要があります。
資格の有効期限
この資格は合格から 2 年間有効です。資格の有効期限を延長するために、
2024年2月14日より、メンテナンス試験は提供されなくなります。2024年1月1日時点で有効な認定がある場合、その認定は2024年まで有効です。認定ステータスを維持するためにメンテナンス試験を受ける必要はありません。メンテナンスに関する詳細は2025年に共有されます。
Anypoint Platform の構成とプロビジョニング |
- Anypoint Platform 組織内のビジネスグループ (business group)、ロール (role)、権限 (permission) を構成する
- Anypoint Platform のアイデンティティ管理 (identity management) とクライアント管理 (client management) を目的に応じて選択する
- CloudHub VPCとパブリックワーカークラウドの共通点、特徴、使用シナリオを特定する
- パフォーマンス目標と高可用性 (HA) 要件を考慮して、Mule アプリケーションに必要な Mule ランタイムの数を提案する
- オンプレミス環境の Mule アプリケーションにおいて、パフォーマンスを考慮した (performant) 設定と、高可用性 (HA) を考慮したデプロイメントアーキテクチャをそれぞれ定義する
- 利用可能な Anypoint Platform デプロイメントオプションに応じて、監視 (モニタリング) オプションを選択できる
リソース
- ARC: INT モジュール 5
- ARC: INT モジュール 7
- ARC: INT モジュール 9
- ARC: INT モジュール 10
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インテグレーションスタイルの選択 |
- インテグレーションの問題に応じて、最も適切なスタイルを判断する
- インテグレーションソリューションを設計する際に、あらゆるインテグレーションインターフェースのために、最も適切なインターフェース/データ技術、またインターフェース定義言語を選択する
- 一般的なメッセージベースのインテグレーション、またはメッセージブローカーやストリーミング技術を使用したイベントドリブンアーキテクチャ (EDA) を使用して、インテグレーションソリューションのパーツを設計する
- メッセージの相関関係 (correlation) が必要なシナリオを理解することができる
リソース
- ARC: INTモジュール 2
- ARC: INTモジュール 3
- ARC: INTモジュール 4
- ARC: INTモジュール 5
- ARC: INTモジュール 7
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エンタープライズインテグレーションアーキテクチャの設計とドキュメント化 |
- 特定の組織の優先傾向や制約に応じて、最も適切な Anypoint Platform のデプロイメントオプションを選択する
- SOA ベースのインテグレーション手法を使用した、インテグレーションソリューションのパーツを設計する
- インテグレーションソリューションのアーキテクチャドキュメントに含めるべき情報を判断する
- 大規模な全社的インテグレーションアーキテクチャを簡素化し、セミテクニカル (半技術的) なステークホルダー (利害関係者) と効果的にコミュニケーションをとる
- 各 Mule ランタイムのデプロイメントオプションに応じて、ウォーターマークに使用する永続化 (persistence) メカニズムと耐久性を理解する
- Batch (バッチ) 処理を使用するインテグレーションのシナリオを理解する
- 再接続戦略を使用して、短いまたは長いリトライ (再試行) を設計する
- CloudHub DLB (専有ロードバランサー) と、パブリックな CloudHub SLB (共有ロードバランサー) の共通点、特徴、使用シナリオを特定する
リソース
- ARC: INTモジュール1
- ARC: INTモジュール3
- ARC: INTモジュール7
- ARC: INTモジュール8
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弾力性とパフォーマンスに優れたインテグレーションソリューションの構築 |
- トランザクション (シングルリソース / XA) を使用して、最適に対処できる要件を理解する
- 外部のトランザクションコーディネーターなど、ソリューション設計で必要なトランザクションの考慮事項を定義する
- 異なるタイプのトランザクションに参加できるコネクタを理解する
- 外部システムを呼び出す際の、さまざまなフォールトトレランス (失敗・障害が発生しても、動作し続けられる仕組み・設計) 戦略の目的を理解する
- 一般的なバッチ指向 (batch-oriented) のインテグレーション、またはファイルやデータベース間の ETL (抽出、変換、ロード) を使用して、インテグレーションソリューションのパーツを設計する
- Mule アプリケーションがパフォーマンス目標を達成するために、水平方向のスケーリングが効果的かどうかを判断する
リソース
- ARC: INTモジュール5
- ARC: INTモジュール7
- ARC: INTモジュール8
- ARC: INTモジュール11
- ARC: INTモジュール12
- ARC: INTモジュール13
- ARC: INTモジュール14
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イベントおよびメッセージの処理 |
- 永続的 (persistent) および非永続的 (non-persistent) な Object Store, インメモリ ObjectStore, クラスタ化で複製された (cluster-replicated) インメモリ Object Store, ハッシュテーブル, ディスクで永続化された (disk-persisted) Object Store など、さまざまなストレージメカニズムを使用するシナリオを特定する
- CloudHub またはオンプレミスにデプロイされ たMule アプリケーションのID(correlation ID、メッセージ ID、トランザクションID) に適したストレージメカニズムを選択する
- Mule 4 を使用して、Enterprise Integration Patternsを効果的に活用する
- ストリーミングを使用して、Mule アプリケーション内で大きな payload を処理する
- 負荷分散や信頼性向上のために、キューの内部のメッセージの実行時の挙動を予測する
- 複数の CloudHub ワーカーにデプロイされた Mule アプリケーションに対して、パブリックURL 経由で送信されたメッセージの実行時のロードバランシングの挙動を予測する
リソース
- ARC: INTモジュール8
- ARC: INTモジュール9
- ARC: INTモジュール12
- ARC: INTモジュール13
- ARC: INTモジュール14
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Anypoint コネクタを使用したアプリケーションの設計 |
- 特定の Mule 4 コネクタ (Premium, Select, および MuleSoft Certified)について、その目的、使用するネットワークプロトコル、および接続の受信 (incoming) タイプと送信 (outgoing) タイプのどちらをサポートするかを理解する
- ドメインレベルでコネクタの使用を必要とする要件を理解する
- Mule アプリケーションが永続性 (persistence) を必要とする場合を特定し、適切な永続性ソリューションを選択する
- コンポーネント (API クライアントなど) がリモートコンポーネント (API 実装など) を呼び出すときに発生する可能性のある障害を理解する
リソース
- ARC: INTモジュール2
- ARC: INTモジュール3
- ARC: INTモジュール4
- ARC: INTモジュール8
- ARC: INTモジュール10
- ARC: INTモジュール12
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Anypoint コネクタのネットワークの設計 |
- 特定のコネクタについて、組織の境界を越えて外部システムと接続されるかどうかを認識する
- トランスポートプロトコルとコネクタを、必要なときに必要な場所で、正確に使用する
- プロトコルをネットワークの制約や API レイヤーに合わせて使用する
- 相互認証の HTTPS 接続を使用する場合、どのストアで、どの証明書が必要かを環境に合わせて特定する
リソース
- ARC: INT モジュール 3
- ARC: INT モジュール 7
- ARC: INT モジュール 8
- ARC: INT モジュール 15
- ARC: INT モジュール 16
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インテグレーションの実装ライフサイクルの処理 |
- さまざまなタイプの API 関連アセット (資産) およびアーティファクト (成果物) が管理または公開される Anypoint Platform コンポーネントを特定する
- Mule アプリケーションのプロパティファイルに、プロパティを保存し管理することのメリットとデメリットを認識する
- 特定の API またはインテグレーションについて、テストを実行するために必要な手順を特定する
リソース
- ARC: INT モジュール 6
- ARC: INT モジュール 7
- ARC: INT モジュール 10
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DevOps の実装 |
- DevOps および CI/CD 分野に関連した MuleSoft 製品の目的を理解する
- デプロイ可能な Mule アプリケーションとコンテナイメージを比較して、DevOps の違い、利点、および欠点を特定する
- ブランチやマージを利用した、効果的なソースコード管理 (Source Code Management, SCM) 戦略を策定する
- 外部への依存のモッキングと外部呼び出しの両方を使用するテスト戦略を理解する
リソース
- ARC: INTモジュール6
- ARC: INTモジュール7
- ARC: INTモジュール10
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インテグレーションソリューションの運用と監視 (モニタリング) |
- Anypoint Platform で監視 (モニタリング) 可能な、API 呼び出しと API 実装のメトリクスの種類を理解する
- JMX を利用して、デフォルトで公開されているメトリクスと操作を特定する
- Customer-hosted (顧客がホストする) Anypoint Platform と MuleSoft-hosted (MuleSoft がホストする) Anypoint Platform における、監視とアラートの違いを確認する
- リモートでのやりとりにおいて、コンポーネント間で ID を伝送する方法を理解し、リモートのインタラクションのインターフェイス設計に反映させることができる
リソース
- ARC: INTモジュール7
- ARC: INTモジュール8
- ARC: INTモジュール9
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