まとめ
このコースは、開発者やアーキテクトが Anypoint Platform™を使って、APIの開発とインテグレーションの基礎を学ぶためのものです。
パート1では、Anypoint Platform を使って、公開された APIの発見、利用、デザイン、ビルド、デプロイ、そして、管理を学びます。
パート2・3では、Anypoint Studio (Mule Runtime)を用いて、APIの実装とインテグレーションを行い、アプリケーションを構築します。
このコースの内容は MuleSoft Certified Developer – Level 1(MuleSoft 認定開発者 - Level 1) の資格試験内容をカバーしています。 インストラクター主導のコースを受講する場合、2回まで、追加費用なしでこの試験を受験することができます。
より詳しい情報はこちらからデータシートをご確認ください。
目的
このコースを修了することで、参加者が以下のスキルを身につけることを目的としています。
- API 主導の接続性(API-led Connectivity)と Anypoint Platform を使って、アプリケーションネットワー クを構築することができる。
- Anypoint Platform を使って、公開された API の発見、利用、デザイン、ビルド、デプロイ、そし て、管理をすることができる。
- データベース、ファイル、ウェブサービス、SaaS アプリケーション、JMS キュー、その他の多くの システム連携をすることができる。
- アプリケーションロジックの実装、エラー処理、DataWeave を使ったデータの変換をすることがで きる。
- 開発とデプロイを促進しつつ、アプリケーションを構築することができる。
- バッチ処理を行うことができる。
受講のための前提条件
- オブジェクト指向言語での開発経験
- XML, CSV, JSON などのデータフォーマットに関する基礎的な理解
- HTTP, JMS, JDBC, REST, SOAP などインテグレーションに関する技術の基礎的な理解
必要なセットアップ
- コンピュータについて:
- 8-16GB RAM (推奨:16GB), 2GHz CPU, 10GBの空きストレージ
- 解像度1024x768以上のモニター
- インターネットについて:
- インターネット下り速度5Mbps以上、上り速度2Mbpsの速度
- Port 80と3306が使用可能であること
- 対応ブラウザ: 最新版のGoogle Chrome, Safari, Firefox または Microsoft Edge
- Anypoint Platformアカウント
- Mule Runtime 4に対応したAnypoint Studio 7.11.0~(最新バージョンの Anypoint Studio)
- Salesforce開発者アカウント(通常のアカウントとは異なります)
および、Salesforce 開発者アカウントから発行された APIアクセストークン
- Advanced REST Client(Postman などの REST API クライアントアプリケーションも代用可)
より詳しい情報はこちらのデータシートをご確認ください。
パート 1: Anypoint Platform を使用したアプリケーションネットワークの構築
モジュール 1: アプリケーションネットワークと API 主導の接続性(API-led Connectivity)の概要 |
- アプリケーションネットワークとその利点
- API 主導の接続性(API-led Connectivity)を使ったアプリケーションネットワークの構築
- ウェブサービスと API
- API の呼び出し(secure & unsecure APIs)
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モジュール 2: Anypoint Platform の概要 |
- Anypoint Platformの利点とMuleSoftのアプローチ
- アプリケーションネットワークを構築するための各コンポーネントと役割
- Anypoint Platformを知る
- Anypoint Exchangeに公開されたAPIやその他のアセットを探す
- Flow Designer を使った、基本的なシステム連携インテグレーションの実現
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モジュール 3: API の設計 |
- RAML(the Restful API Modeling Language)を使ったAPIの定義・デザイン
- デザインした APIスペックのテスト(Mocking Service)
- Anypoint Exchangeを使った、APIスペックのプライベート公開
- Public API Portalを使った、APIスペックの外部公開
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モジュール 4: APIの作成 |
- Anypoint Studioを使ったMuleアプリケーションの開発とテスト
- コネクターを使ったデータベースへのアクセス
- DataWeaveのグラフィカルエディターを使ったデータの変換
- RAMLスペックを使った、RESTful APIインターフェースの作成
- APIインターフェースと API実装との連携
- Anypoint StudioとAnypoint Platform間での、APIスペックの同期
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モジュール 5: APIのデプロイと管理 |
- Muleアプリケーションのデプロイ方法
- MuleアプリケーションのCloudHubへのデプロイ
- API Managerを使ったAPIプロキシの作成とデプロイ
- API Manager使ったAPIプロキシへのアクセス制限
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パート2: Anypoint Platformを使用したアプリケーションの作成
モジュール 6: MULEイベントに対するアクセスと変更 |
- イベントデータのログの確認
- Muleアプリケーションのデバッグ
- イベントプロパティの読み書き
- DataWeave表現
- 変数の作成
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モジュール 7: MULEアプリケーションの構造化 |
- 異なるフロー間での非同期キューを使ったイベントの受け渡し
- グローバル要素の設定ファイルのカプセル化
- アプリケーション設定のプロパティファイルによる定義
- Muleプロジェクトの各ファイル・フォルダの役割
- アプリケーションメタデータの定義と管理
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モジュール 8: WEB サービスのコンシューム |
- Anypoint Exchangeに公開されたウェブサービスのコンシューム
- RESTfulウェブサービスのコンシューム
- SOAPウェブサービスのコンシューム
- Transform Messageを使った、SOAPウェブサービスへのパラメータの受け渡し
- 各ウェブサービスのデータから、共通フォーマットへの変換
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モジュール 9: イベントフローの制御 |
- イベントのマルチキャスト
- イベントの条件分岐
- イベントのバリデーション
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モジュール 10: エラーの処理 |
- 3つのレベルでのエラー処理: アプリケーション、フロー、プロセッサ
- 異なるタイプのエラー処理 (カスタムエラーを含む)
- 異なるスコープのエラー処理
- - エラーを処理して、呼び出し元の処理を継続する(On-Error Continue)
- - 呼び出し元にエラーを伝播する(On-Error Propagate)
- HTTPリスナでのレスポンスメッセージのカスタマイズ(サクセス/エラーメッセージ)
- システムエラーにおける再接続戦略 (reconnection strategies)
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モジュール 11: DataWeave変換の記述 |
- DataWeaveを使った XML, JSON, Java間の基本的なデータ変換
- DataWeaveを使った複雑なデータ変換
- グローバル・ローカル変数と関数の定義
- DataWeave 関数の呼び出し
- Strings(文字列), numbers(数字), dates(日付型)への変換
- カスタムデータタイプの定義と使用
- DataWeaveからMuleフローを呼び出す
- DataWeaveスクリプトの外部ファイルとして保存する
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パート 3: データを同期するアプリケーションの作成
モジュール12: フローのトリガ |
- ファイルの読み書き
- ファイルの追加・変更をトリガとしたフローの開始
- データベースへの新たなレコードをトリガとしたフローの開始
- 一定の日時や頻度でのフロースケジュール
- Object Store を使ったデータの保持と呼び出し
- JMSメッセージのパブリッシュ/コンシューム
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モジュール 13: レコードの処理 |
- For Eachスコープを使ったレコードの処理
- Batch Jobスコープを使ったレコードの処理
- Batch Step内でフィルタリングやBatch Aggregatorの処理
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