まとめ
MuleSoft Certified Developer - Level 1 (MuleSoft 認定開発者 Level1, MCD) は、を使ったプロジェクトにおいて、サポートやガイダンスのもとに基礎的な開発が可能です。
この MCD 資格は、開発者が基礎的なAPIやインテグレーションを設計、テスト、デバッグ、デプロイ、そして管理するための、 または、Anypoint Platform と Anypoint Studio の連携をするための知識と技術を持っていることを認定します。
この資格は、開発者に下記の技術・能力があることを認定します:
- MuleSoft がホストする Anypoint Platform を使って、基礎的な API のライフサイクルの工程 (設計 - ビルド - デプロイ- 管理 - 運営)を 担うことができる。
- Anypoint Studio を使って、基礎的なインテグレーションと API 実装のビルド、テスト、デバッグができる。
- データベース、ファイル、ウェブサービス、SaaS アプリケーション、JMS キューなど、様々なリソースに接続することができる。
- DataWeave 2 を使って、基礎的なデータ変換を行うことができる。
- イベントフローとエラーハンドリングをコントロールすることができる。
- バッチ処理を実行することができる。
この試験に関する詳しい情報はこちらのデータシートをご確認ください。
Note: For the English version, click here.
フォーマット
- 形式: 多肢選択問題、持ち込み禁止、試験監督あり、オンラインもしくはテストセンターにて受験
- 問題数: 60 問
- 時間: 120 分 (2時間)
- 合格点: 正答率 70%
- 言語: 日本語 (英語での受験も可能)
この試験は、最大 5 回まで挑戦することができます。再受験の際には、最後の試験開始時間から 24 時間空ける必要があります。
本試験は受験者の下記の知識・技術をテストします:
アプリケーションネットワークの基礎 |
- IT デリバリーギャップを埋めるための MuleSoft の施策
- モダン API の役割と特徴
- Center for Enablement (C4E) の役割と目的
- API-led connectivity (API 主導の接続性) とアプリケーションネットワークの利点
- API に関係する用語を正しく理解し、使うことができる: API、API 実装、API インターフェース、API コンシューマー、API の呼び出し
- HTTP プロトコルの基礎とリクエスト・レスポンス、それぞれの特徴
- API ライフサイクル管理のために、Anypoint Platform の各コンポーネントができることとその特性
リソース
- DEV:FUN4 (開発: 基礎) モジュール1
- DEV:FUN4 (開発: 基礎) モジュール2
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APIの設計とコンシューム (呼び出し) |
- モダン API のライフサイクル
- RAML を使ってAPIのリソース、入れ子のリソース(nested resources) 、メソッドを定義する
- クエリパラメータと URI パラメータの使い分け
- RAML を使った API パラメータ、リクエスト、レスポンスの定義
- RAML を使った再利用可能なデータタイプとサンプルファイルの定義
- RAML 定義を読んだ上で、適切なクエリパラメータとヘッダーを使って RESTful なリクエストをコールする
リソース
- DEV:FUN モジュール3
- DEV:DIY エクササイズ 3-1, 4-1
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Muleイベントにアクセスして処理を行う |
- Mule イベントのデータ構造を理解する
- Transformer (トランスフォーマー) を使って、payload, attributes (属性), variables (変数) を設定・変換する
- DataWeave 2.0 でコードを書き、payload, attributes, variablesにアクセスして処理を行う
- ターゲットパラメータ (target parameters) を使って Mule イベントを強化する
リソース
- DEV:FUN4 モジュール6
- DEV:DIY4 エクササイズ 6-1, 7-1, 7-3
- ドキュメント: Enrich Data with Target Parameters 英語 日本語
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Mule アプリケーションの構造をデザインする |
- 設定プレースホルダー (property placeholders) を使って、アプリケーションをパラメータ化する
- グローバル設定要素を定義して、アプリケーション内で再利用する
- プライベートフロー、サブフロー、Flow Referenceを使って、アプリケーションを複数のフローに分割する
- Flow Reference を使った時、どのデータ (payload, attributes, variables) がフロー間で保持されるのか
- Flow Reference を使った時、どのデータ (payload, attributes, variables) がコネクション間で保持されるのか
- Flow Reference を使った時、どのデータ (payload, attributes, variables) が外部リソースの呼び出し後も保持されるのか
リソース
- DEV:FUN4 モジュール7
- DEV:DIY4 エクササイズ 7-1, 7-2
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API 実装のためのインターフェイスの構築 |
- 手動で Mule アプリケーションの RESTful インターフェースを作成する
- RAML定義から REST コネクタを作成する
- APIkit の機能と利点
- RAML ファイルから作成した APIkit を使って、実装フローと接続する
- APIkit から作成されたフローが、どのようにリクエストをルーティングするのか
リソース
- DEV:FUN4 モジュール4
- DEV:FUN4 モジュール8
- DEV:DIY4 エクササイズ 4-1
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イベントのルーティング |
- Choice ルーターを使って、条件ロジックに基づいてイベントをルーティングする
- Scatter-Gather ルーター 使って、複数のイベントにマルチキャストする
- Validation モジュールを使って、データにバリテーションをかける
リソース
- DEV:FUN4 モジュール9
- DEV:DIY4 エクササイズ 9-1
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エラー処理 |
- Mule アプリケーションのデフォルトエラー処理
- Mule アプリケーションのグローバルデフォルトエラーハンドラをカスタマイズして、どのような場合に使われるかを理解する
- On Error Continue スコープと On Error Propagate スコープの違いを理解し、使い分ける
- 1つ以上のエラーハンドラをフローレベルで設定する
- Try スコープを使って1つ以上のエラーハンドラをプロセッサレベルで設定する
- Mule エラーオブジェクトのデータ構造を理解する
- エラーをアプリケーションのカスタムエラーとしてマッピングする
リソース
- DEV:FUN4 モジュール10
- DEV:DIY4 エクササイズ 10-1
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DataWeaveを使ったデータ変換 |
- DataWeave スクリプトを書いて、JSON, XML, Java などのデータを異なるデータタイプや構造に変換する
- DataWeave 関数を使用する
- DataWeave 関数、変数、モジュールを定義して使用する
- カスタムデータタイプを定義して使用する
- DataWeave を使ってデータの型変換をする
- DataWeave を使って、文字列、数字列、日付型などのデータのフォーマットを設定する
- DataWeave スクリプトからMuleフローを呼び出す
リソース
- DEV:FUN4 モジュール11
- DEV:DIY4 エクササイズ 11-1
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コネクタの活用 |
- データベースコネクタを使って、データベースからデータを取得する
- データベースコネクタのために、SQL クエリをパラメータ化する
- HTTPコネクタ (HTTP Request オペレーション) や REST コネクタを使って、ウェブサービスからデータを取得する
- Web Service Consumer コネクタを使って、SOAP ウェブサービスをコンシューム(呼び出し)する
- Transform Message コンポーネントを使って、SOAP ウェブサービスに引数を渡す
- File コネクタを使って、ローカルのファイルを読み、書き、一覧にする
- FTP コネクタを使って、リモートに保管されているファイルを読み、書き、一覧にする
- JMS コネクタを使って、JMS メッセージをリッスン・パブリッシュする
リソース
- DEV:FUN4 モジュール4
- DEV:FUN4 モジュール8
- DEV:FUN4 モジュール12
- DEV:DIY4 エクササイズ 4-1, 8-1, 12-1, 12-2
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レコードの処理 |
- 配列の中の各レコードを処理する方法について、列挙して比較する
- For Each スコープで、Mule イベントがどのように処理されるのかを説明することができる
- For Each を使ってレコードを処理する
- Batch Job のスコープで、Mule イベントがどのように処理されるのかを説明することができる
- Batch Job, Batch Step, Batch Aggregator を使って、レコードを処理する
- Scheduler コンポーネント を使ってフローを開始する
- 自動ウォーターマークと手動のウォーターマーク、それぞれの機能、特色、利点
- コネクタを使って、自動ウォーターマークの機能を使うことができる
- Object Store を使って、フローの異なるの実行時にデータを保持することができる
リソース
- DEV:FUN4 モジュール12
- DEV:FUN4 モジュール13
- DEV:DIY4 エクササイズ 13-1
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Muleアプリケーションのデバッグとトラブルシューティング |
- ブレークポイントを使って Mule イベントを調査する
- Maven を使って必要な依存関係をインストールする
- Mule ログのエラーメッセージを解析する
リソース
- DEV:FUN4 モジュール6
- 全てのウォークスルー
- DEV:DIY4 エクササイズ 6-1 & ウォークスルー
- 全てのDIYエクササイズ
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APIとインテグレーションをデプロイ・管理する |
- Mule アプリケーションをデプロイするためにパッケージングする
- CloudHub に Mule アプリケーションをデプロイする
- CloudHub プロパティを使って、デプロイを成功させる
- API プロキシを作成してデプロイする
- オートディスカバリー (autodiscovery) 機能を使って、API 実装と API Manager を連携する
- Client ID を使ったポリシーを設定してAPIを保護する
- SLA 層を作成して、SLA ベースのポリシーを設定する
リソース
- DEV:FUN4 モジュール5
- DEV:DIY4 エクササイズ 5-1, 5-2
- ドキュメント: Configuring API Autodiscovery in a Mule 4 Application 英語 日本語
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